絶対に忘れない叔母の誕生日
今日
9.11は
忘れもしない
忘れては行けない
事件当時私はまだ就学もしていない
記憶もポツリポツリとしかない頃でした
だけど
覚えているんです
その日の朝
起きてリビングへ行くと
真っ青な顔の両親と
2人が見つめる先のテレビの映像
死ぬ とか
その意味さえもよく分からないその年齢に
あの
飛行機がビルに突っ込んで
ガラガラと崩れて行く様子が
とても怖かったのを覚えています
小さい頃って
大人の作る社会は
絶対的で
壊れたり
非常識なことが起こるなんて
想像がつかなかったんです
だから
壊れるはずのないビルや
ミスなんて起こり得ない飛行機があり得ない方向へ飛んで行く様子を
受け入れることは出来ませんでした
そんな日に
偶然、私の叔母の誕生日は重なっています
本来
おめでとう と
心から祝福して当然。
いや、心からお祝いしているんですが
どこかで
誕生日か。
そうか、もうあの日なのか。
と言葉にならない気持ちになります
現在、約1000の方が未だ行方不明のままなのだそうです
時代とともに
風化されがちですが
それでも
その人がその場所で生きていた
という証が
見つかればいいなあと
祈るばかりです